この記事では、シド明希さんが作曲した曲を紹介して行きます。
シドファンである僕の主観も多分に含まれているので、そこだけはご了承下さい(笑)
目次
明希さんが作曲したシドの曲
さて、ここからは、明希さんが作曲したシドの曲をアルバム毎に紹介して行こうと思います。
バラバラに紹介して行くと、まとまりが無くなってしまうので、下記のアルバム毎にお伝えして行きます。
- 憐哀 -レンアイ-
- 星の都
- Play
- センチメンタルマキアート
- Side B complete collection〜e.B〜
- hikari
- dead stock
- M&W
- Side B complete collection〜e.B 2〜
- Side B complete collection〜e.B 3〜
- OUTSIDER
- NOMAD
- いちばん好きな場所
- 承認欲求
憐哀 -レンアイ-(インディーズ1stアルバム)
インディーズ1stフルアルバム「憐哀-レンアイ-」での明希さんが作曲を担当したのは下記の5曲です。
- 隣人
- 青
- 土曜日の女
- 必要悪
- 赤紙シャッフォー
このアルバムを短い言葉で表すと「昭和歌謡と狂気」です(笑)
土曜日の女、青に関しては歌詞も含めて完全に昭和歌謡の世界感。
他の曲(隣人、必要悪、赤紙シャッフォー)に関しては、サウンドも歌詞も含めて狂気を感じます(笑)
星の都(インディーズ2ndアルバム)
インディーズでの2ndアルバム、星の都で明希さんが作曲を担当したのは下記の7曲です。
- キャラメル
- 合鍵-unplugged ver.-
- エール
- Sweet?
- 依存の庭
- 刺と猫(とげとねこ)
- 微熱
ファーストアルバムの「憐哀」と打って変わって、歌謡曲の印象が薄くなり、ポップな曲が多くなりました。
「キャラメル」は、曲も歌詞もオリコンランキング上位にランクインするような王道のポップなバラード曲。
「合鍵」はすれ違う恋人を描いた少し悲しい感じのバラード曲。
「エール」は、憐哀の頃のシドでは考えられないような爽やかなロックサウンドの応援歌。
「Sweet?」は、シングルでも発売された、少しキラキラとしたサウンドにPOPなメロディーを乗せた曲。
「依存の庭」「刺と猫」は今までの曲とはまた少しイメージが変わって、浮遊感が心地いい不思議な曲です。
微熱は、これまた憐哀の時には考えられないようなロックバラードに仕上がっています。
憐哀から星の都を一気に聞くと、全く別のバンドに生まれ変わったように感じます。
しかし、その一方で、どことなく「うん。やっぱりシドだな!」と思えたりもするから不思議です。
Play(インディーズ3rdアルバム)
続いてインディーズでの3rdアルバム「Play」で明希さんが作曲を担当したのは下記の8曲です。
- 汚れた指
- chapter1
- 白いブラウス可愛い人
- スロウ
- ミルク
- 御手紙
- park
- live
このアルバムの辺りから、曲の特徴を文章でお伝えするのが非常に難しくなってきます(笑)
というのも、様々なジャンルを取り入れてある曲が増えているので、ジャンル「シド」としか言いようがないんですよね。
ただ、その中でも「御手紙」はインディーズ時代のシドの代表曲と言っても良いかと思います。(シングルでも出ていますし)
御手紙はサウンド面で言うと、「和」と「ロック」を見事に組み合わせた感じです。
御手紙は、MAVERIC公式チャンネルにアップされているので聴いてみて下さい。
parkはこのアルバムの中で唯一激し目のロック曲。
明希さん曰くこの曲は「ベースで作った」そうです。
センチメンタルマキアート(インディーズラストアルバム)
インディーズラストアルバムになる「センチメンタルマキアート」で明希さんが作曲を担当したのは下記の4曲です。
他のアルバムより少し少な目ですね。
- 誘感コレクション
- orion
- Dear Tokyo
- 涙の温度
こちらのアルバムは、星の都、Playよりも更にPOP感が増したアルバムになっています。
「誘感コレクション」はどこかエキゾチックな印象の曲。
「orion」と「Dear Tokyo」は曲の世界観は違いますが、どちらもロックとポップの間のような曲です。
涙の温度はシングル曲で、こちらは明希さんが得意とするロックバラードの曲ですね。
このアルバムがインディーズでのラストアルバムです。
Side B complete collection〜e.B〜(カップリングアルバム)
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インディーズで発売されたシングルCDのカップリング曲を集めた「Side B complete collection〜e.B〜」で明希さんが作曲を担当したのは下記の6曲です。
- Re:Dreamer
- 僕、ディナー
- dummy
- life
- ハナビラ
- 眩暈(めまい)
先ほども申し上げた通り、こちらはインディーズ時代に発売されたシングルCDのカップリング曲を集めた、いわゆる「B面集」的なアルバムです。
最後の「眩暈」だけは、このアルバムに収録するために作られた曲です。
シングルのカップリングとは言え、全ての曲がシングルで発売されてもおかしくないほどクオリティの高い曲ばかりです。
これまでお話した来た通り、シドはアルバムごとに変化(進化)をし続けています。
このアルバムは、B面ベストという性質上、シドのインディーズ時代の変化(進化)が1枚で楽しめる作りになっています。
(明希さん作曲ではありませんが、「青いレンガ」「小さな幸せ」は初期の昭和歌謡感が楽しめます)
そのような特徴があるので、「シドのおすすめのアルバムってありますか?」と聞かれたら、このアルバムをおススメしています。
hikari(メジャー1stアルバム)
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メジャー1stアルバムの「hikari」で明希さんが作曲を担当したのは下記の5曲です。
- サーカス
- 泣き出した女と虚無感
- capsule
- ドラマ
- 光
インディーズの頃と変わっているようで、やはり少しメジャー感が出ているなと思いました。
ただ、capsuleに関しては、インディーズ1stアルバムの「憐哀」に通じる狂気を感じ取りました。
サーカスは、前作センチメンタルマキアートに通じるようなポップとロックが融合した曲。
「泣き出した女と虚無感」は少し印象が違う少しオシャレでアダルトな雰囲気の曲ですね。
ドラマも同じくPOPですが、サーカスよりもロックよりかなと。
光はもはやシド(明希さん作曲)の十八番と言っても良いロックバラードに仕上がっています。
dead stock(メジャー2ndアルバム)
メジャー第二弾となるアルバム「dead stock」で明希さんが作曲を担当したのは下記の6曲です。
- いいひと
- 乱舞のメロディ(ALBUM MIX)
- one way
- ワイフ
- sleep
- Sympathy
「いいひと」は少しジャズやボサノヴァのエッセンスが入ったオシャレな曲です。
カフェで流れていそうな感じの曲に少しPOPさを足したイメージですね。
「乱舞のメロディ」と「one way」はどちらもシングル曲で、疾走感あふれるゴリゴリのギターロックです。
ワイフは少しアダルトな雰囲気のポップロック。
sleepはシドが得意とするロックバラード。
Sympathyは、乱舞のメロディやone wayとまた少し違った疾走感のあるロック曲。
出だしはバラード風ですが、すぐにテンポが上がり疾走感が出て来ます。
M&W(メジャー3rdアルバム)
メジャー3枚目のアルバム「M&W」で明希さんが作曲を担当したのは下記の5曲です。
- ゴーストアパートメント
- 糸
- S
- ドレスコード
- gossip!!
ゴーストアパートメントは、いわゆる「スカ系」のエッセンスが入った少しコミカルにも感じる曲。
「糸」は、明希さん本人が「久々に会心の出来」「今までの曲の中でベスト3に入る」と発言するほどの名曲です。
Aメロでは、コードは次々と変わって行くのに対して、明希さんのベース音はずっと同じ音を16分で刻んでいます。
そのベースの音が、たまに不協和音(とは言わないまでもちょっとした緊張感)を見事に演出しています。
こうして生み出された不協和音(緊張感)が(歌詞の内容と相まって)スパイスとして非常に効いているんですよね。
AメロからBメロに移行する際の明希さんのフィルも最高にカッコいいですし、Bメロからサビにかけては、「サビが来るぞ感」が分かりやすく、ジェットコースターに乗っているようなスリルと高揚感を味わえます。
糸について熱く語ってしまいましたがw
「糸」をまだ聴いた事がない方は是非、聴いて頂きたいです!(圧w)
「S」はインディーズ時代も含め、最も激しい曲調のシングル曲です。
「ドレスコード」もまた少しクセの強い曲になっています。
この曲について明希さんは
- 「曲作りのフォーマットを完全に無視した楽曲」
- 「これまでの作曲における”定番の形”みたいなのを取っ払った」
- 「転調の部分の冒頭のコード進行で煮詰まってしまい、そこに関しては最終的にダーツで決めた」
と語っていまして、次はどんな展開になるのか全く読めない曲です。
ベースのフレーズも忙しく動き回っていて、凄く難しい事をやっています。
ライブで演奏するのが大変そうなシドの曲第一位です(笑)
「gossip!!」はイントロから明希さんのスラップ(ベースの演奏方法)がさく裂する曲です。
明希さんは、これまでスラップ奏法を使って来ませんでした。
しかし、この辺り(シングル曲「cosmetic」の辺り)からスラップ奏法を取り入れるようになりました(数としては少ないですが)
それがまず衝撃的でしたね。
Side B complete collection〜e.B 2〜(2ndカップリングベストアルバム)
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カップリングアルバム2枚目となる「Side B complete collection〜e.B 2〜」で明希さんが作曲を担当したのは下記の3曲です。
- cut
- season
- CELEBRITY
最後の「CELEBRITY」に関しては、このアルバムのために書き下ろされた曲です。
cutはイントロのギターが印象的なギターロック。
「season」はどこか切ない印象のあるボサノヴァ風の曲。
「CELEBRITY」はこれまたギターのイントロとカッティングが印象的なキラキラしたパーティーチューンです。
Side B complete collection〜e.B 3〜(3rdカップリングベストアルバム)
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「Side B complete collection〜e.B 2〜」と同時にリリースされた「Side B complete collection〜e.B 3〜」で明希さんが作曲を担当したのは下記の6曲です。
- 泣き出した女と虚無感
- 歌姫
- すぐ傍で
- Graduation
- 秋風
- SENSE
「泣き出した女と虚無感」は実は「cosmetic」というシングル曲の両A面シングルだったのですが、カップリングベストにも収録されていますね。
「歌姫」は4分打ちのEDM系の曲です。
Aメロの歌詞がしりとりになっているのですが、そこに遊び心を感じます。
「すぐ傍で」は8分の6拍子(変拍子)の曲です。
イントロの民族楽器風の音も印象的で全体的にクセが強い曲ですね。
「Graduation」はシドが得意とする疾走感のあるギターロック曲です。
「秋風」はイントロでのピアノとギターの響きが非常に印象的できれいな曲です。
「SENCE」はこのアルバムのために明希さんが書いた曲です。
OUTSIDER(メジャー4thアルバム)
シドメジャー4枚目のアルバムOUTSIDERで明希さんが作曲を担当したのは下記の8曲です。
- V.I.P
- 赤い手
- MUSIC
- サマラバ
- 恋におちて
- darling
- hug
- ANNIVERSARY
「V.I.P」はシングル曲です。この曲はヴォーカルマオさんのロングトーンから始まる爽快感のあるロック曲です。
「赤い手」はドロドロとしたイメージのロックバラード(歌詞はホラーですw)
「MUSIC」は、これまでのシドには無かったようなシンセサイザーやシーケンスを多用したいわゆる「EDM系」の曲です。
ただ、バンドサウンドとも見事に融合していてロックバンド
イントロから明希さんのスラップ奏法が炸裂しています。
また、ベースソロもあるので、そこも明希さんファンには聴き所ですね。
あと、ベースソロの後は一瞬だけ急にジャズっぽくもなったりします(笑)
聴いていて飽きない曲ですね。
サマラバもシングル曲。こちらはポップ色の強めなロック曲です。
「恋におちて」もシングル曲。
この曲は、メジャーデビュー後しばらく出て来なかった「歌謡曲」チックな曲です。
ただし、昔の歌謡曲感とは少し違い、テンポが速くロックのようでもあり、アシッドジャズのようでもあり、でもやっぱり歌謡曲っぽい。そんな不思議な曲です。
「darling」は序盤はハードロック寄りの激しい曲。
サビに入ると、4分打ち系のノリノリな曲に変化します。
シドは1曲の中で色々なジャンルの要素が詰まっていて聞いていて楽しい曲が多いんですよね。
メジャーデビュー後もこうして遊び心のある曲を作り続けているシドと作曲者の明希さんはやはり凄いなと思います。
「hug」もシングル曲。この曲は王道のバラード曲。イントロのギターフレーズからの明希さんのベースの入り方が凄くカッコいいです。
「ANNIVERSARY」もシングル曲ですね。
この曲は一貫して疾走感のあるポップロックと言った感じです。
NOMAD(メジャー5thアルバム)
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シドメジャーアルバム5枚目の「NOMAD」で明希さんが作曲を担当したのは下記の6曲です。
- NOMAD
- XYZ
- スノウ
- 躾
- 螺旋のユメ
- 普通の奇跡
前作「OUTSIDER」から「NOMAD(アルバム)」までの間、シドは事実上、活動休止をしていました。
マオさんのソロアルバム、明希さんのソロプロジェクト活動、Shinjiさんとゆうやさんはそれぞれ作曲活動をしていたようです。
その事実上の活動休止を経てリリースされたアルバムがこのNOMADです。
そして、このアルバムの1曲目「NOMAD」は今までのシドとはいい意味で違うイメージの曲です。
上手く言葉で説明できないのですが、始めてこのアルバムをオーディオにセットし、聴き始めた時には「ほぉ、そう来ますか!」と思った事を覚えています。
「XYZ」は一言でいうなら「80年代の洋楽ギターロック」を彷彿とさせる曲です。
明希さん曰く「駄作」だそうですが、メンバーが非常に気に入ったためアルバムに入れる事になったらしいんですよね。
「スノウ」は「アンニュイでおしゃれなイメージ」の曲です。
ただ、歌詞が乗ると悲しさやもどかしさみたいなイメージに変わるので、これまた不思議な曲だなと思いました。
「躾」はメンバーが「このアルバムで唯一、シドっぽい曲」と語っています。
少しダークなイメージの曲で、明希さんのベースソロもあります。
このベースソロは、明希さんがベースキッズが弾きたくなるような「単純(簡単)なのにカッコいいフレーズ」をテーマに作ったそうです。
「螺旋のユメ」は、とにかく構成が面白い曲です。
この曲、実はシングル曲なのですが、シングル曲なのにここまで複雑な構成の曲をリリースするシドも面白いなと思いました。
曲そのものは明るくてポップなイメージです。
この曲は、Sonyの公式Youtubeチャンネルがアップしているので、聴いてみて下さい。
「普通の奇跡」は明希さんお得意のロックバラード。
ギターのShinjiさんとドラムのゆうやさんは「こういう曲をアルバムの最後に持って来たくなかった」と言っていたそうです。(2人は螺旋のユメを最後に持って来たかったようです)
最終的にはマオさんと明希さんの意見が通り、アルバムのラストに収録されています。
いちばん好きな場所(1stミニアルバム)
(2023/10/02 21:59:49時点 Amazon調べ-詳細)
シドが初めてリリースするミニアルバムです。
シングル曲は1曲もなく、全て新曲。
そんな「いちばん好きな場所」で明希さんが作曲を担当したのは下記の2曲です。
- VOICE
- その未来へ
VOICEは、シドには珍しい(と感じた)ライブでやったら盛り上がりそうな2ビートの曲です。
「その未来へ」はイントロのバグパイプの音が印象的で、どこか異国感のあるバラード曲です。
承認欲求(メジャー6thアルバム)
メジャー6thアルバムの「承認欲求」もシングル曲が1曲もない全て新曲で構成されています。
先ほどの「いちばん好きな場所」はミニアルバムでしたが、今度はフルアルバムでシングル曲なしです。
色々と挑戦的なことをしています。
そんな「承認欲求」で明希さんが作曲を担当したのは下記の4曲です。
- Blood Vessel
- Trick
- 涙雨
- 君色の朝
まだこのアルバムはシッカリと聴けていないので、後ほどここに追記して行きます。
さて、先ほどもお伝えした通り、今までご紹介して来た明希さんが作曲を担当した曲を含めシドの(CDとしてリリースされている)曲は全て「Amazon Music Unlimited」で聴くことが出来るので、興味があれば聴いてみて下さい。
その他の明希さんが作曲を担当したシドの楽曲
上記のアルバムの曲やシングル曲以外にもライブでしか演奏されないような珍しい曲もあります。
そのような曲を紹介して行きます。
吉開学17歳(無職)
音源化はしていますが、1stインディーズアルバムの「憐哀」より前で、しかも、CDではなく、MDでリリースされています。
現在、このMDは入手困難になっています。
ちなみに、このMDには1stプレス版と2ndプレス版がありますが、それぞれ2曲目に入っている曲が異なります。
循環
こちらも、ライブでは定番でとても盛り上がる曲。
吉開学17歳(無職)の1stプレス版に収録されています。
青
1stインディーズアルバムの「憐哀」に収録されている青と同じ曲ですが、アレンジなどが違います。
こちらは、吉開学17歳(無職)の2ndプレスに収録されています。
ノイロヲゼパアティー
こちらも「憐哀」より前にリリースされたシド初のシングル「流通版」にカップリング曲として収録されています。
シド明希さんが作曲したシドの曲まとめ
この記事では、シド明希さんが作曲した曲をお伝えして来ました。
冒頭でもお伝えした通り、僕の主観がたぶんに含まれていましたが、この記事を読んでくれたあなたの意見も色々聞きたいです。
もしよろしければ、同じシドファンとしてTwitterなどで仲良くして頂けると嬉しいです。
メールでも全然良いので、シドのお話しましょう!