シド

シド明希さんの使用しているベースを徹底解説していきます!

あなたは今、こんな事を思っていませんか?

  • シドの明希さんって、どんなベースを使っているんだろう?
  • シドの明希さんがあの曲のPVで使っているベースって何なんだろう?
  • シドの明希さんがあの曲の中で使っていたベースって何なんだろう?

ということで、この記事ではシド明希さんが使用している(いた)ベースをお伝えして行きます。

出来る限りベースの仕様なども詳しくお伝えして行きますが、ピックアップの変更などの仕様変更をされている可能性もありますので、完全に正しい情報とは限りません。

その辺はご了承ください。

では、紹介して行きます。

目次

シド明希さんが使用しているベース

シドの明希さんが使用しているベースは下記の通りです。

  1. Fender Precision Bass
  2. Fender JAZZ BASS
  3. ESP VP-220BM 明希custom
  4. ESP AMAZE-ALR 明希custom
  5. ESP 凛〜Lynn〜シリーズ
  6. ESP S-AH~霞~
  7. Sadowsky Guiters NYC Ultra Vintage 4-String
  8. Sadowsky Guiters NYC Ultra Vintage 5-String
  9. Warwick Streamer LX
  10. FGN Expert MJ

一本ずつ、分かる範囲で解説して行きます。

Fender Precision Bass

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シド初期(シングル「御手紙」の頃まで)はFenderのプレシジョンベースを弾いていましたね。

このプレべは70年代のリイシューモデルのようです。

色も本体がホワイトで、ピックガードがブラックというオーソドックスなもの。

表にはステッカーが一枚。

ボディーの裏にはステッカーが多数貼付けられています。

リイシューモデルとは、再生産モデルの事です。

今回紹介している、明希さんのプレシジョンベースは「70年代のリイシューモデル」なので、70年代のフェンダープレシジョンベースを元に再生産されたモデルのベースという事ですね。

 

Fender JAZZ BASS

ESPに出会う前にメインで使われていた事もあるFender JAZZ BASSです。

ブロックポジションである事から、1960年代後半(66年以降)から70年代製のものと思われます。

あまりライブなどでは使われている印象はありませんが、「刺と猫」「微熱」「ホソイコエ」などのレコーディングではこのベースを使っているそうです。

 

ESP VP-220BM 明希custom

「Play」リリース後のツアーのメインとして使い始めたのが、「ESP VP-220BM 明希custom」です。

「Smile」という曲のPVで弾いているのがこのモデルですね。

「ESP VP-220BM 明希custom」は見た目がほぼ(全く?)同じのものが2本あります。

違いは、ボディーに使われる木材です。

1本はマホガニーと呼ばれる木材が使われていて、この木材の方が軽いんですよね。

また、マホガニーにはマホガニー特有の音の特徴があります。

その音の使い分けもしているようですね。




ESP AMAZE-ALR 明希custom

どちらも半音下げに設定されている事が多く、ライブでは「ハナビラ」のイントロだけこのベースを使う事があります。

その映像はこちらのライブDVDで見られます。

ホワイトの塗装は、市販にはない明希さんモデル。

 

AMAZEも2本用意されていて、それぞれ若干仕様が異なるようです。

1本目

1本目の仕様は下記の通り

  • ボディ:アルダー
  • ピックアップ(フロント):CL-P-J1n
  • ピックアップ(リア):CL-P-J1b
  • アクティブサーキット:ESP製シナモン

 

2本目

2本目の仕様は下記の通り

  • ボディ:アルダー
  • ピックアップ(フロント):SPB-2
  • ピックアップ(リア):SJB-2b
  • アクティブサーキット:ESP製シナモン

 

先ほどの「ESP VP-220BM 明希custom」と違い、「AMAZE」は見た目も少し違います。

一番違うのはピックアップですね。

1本目はピックアップが「JJ(横長のピックアップ2本)」で、2本目は「PJ(1つがプレべについているピックアップ、1つが横長ピックアップ)」です。

なので、サウンドも違います。




ESP 凛〜Lynn〜シリーズ

ESP/SID 明希Signature 凛~Lynn~ Silver Sparkle
ESP

シドの明希さんといえば、ESPの凛~Lynn~シリーズです。

このモデルのベースを弾かせて頂いた事がありますが、ボディーの形が独特なので、ヘッド落ちが凄かったです(笑)

なので、弾き慣れるには時間がかかりそうだなと思いました。

 

さて、ESP 凛〜Lynn〜シリーズは、下記の3種類があります。

  • ホワイト
  • シルバー
  • サンバースト

それぞれ、微妙に使い方や仕様が異なるようなので、解説して行きます。

ESP 凛〜Lynn〜(初代)

2007年の9月頃からESPの凛~Lynn~シリーズ初代のホワイトが出て来ました。

涙の温度という曲のPVで弾いているのがこれです。

このホワイトはピックアップに

  • フロント:SPB-2(セイモア・ダンカン製)
  • リア:SJB-2(セイモア・ダンカン製)

が使われています。

こちらは、最近では半音下げチューニング用として使われているようです。

ESP 凛〜Lynn〜 Silver sparkle

次に紹介する「ESP 凛〜Lynn〜 Sunburst」が出て来るまで、メインで使われていたのがシルバーの「ESP 凛〜Lynn〜 Silver sparkle」です。

こちらは、「ENAMEL」という激し目の曲のPVで使われてます。

現在はドロップD用として使われているようです。

ドロップDとは、4弦だけ1音下げている状態のチューニングの事です。

 

本来、レギュラーチューニングでは4弦はE(ミ)の音に合わせてあります。

ドロップDは、そのEの音を1音下げてD(レ)に合わせるという事ですね。

 

ESP 凛〜Lynn〜 Sunburst

現在メインで使われているのがこのモデル(ESP 凛〜Lynn〜 Sunburst)です。

こちらは、「硝子の瞳」という曲のPVで弾いています。

レギュラーチューニング用1本と、変則5弦チューニング用(1弦抜き)の2本があるようです。

ここで言う変則5弦チューニングとは、1弦(G)を貼らずに5弦(B)を張るスタイルの事。す。

通常のチューニング(レギュラーチューニング)では、

  • 4弦(E・ミ)
  • 3弦(A・ラ)
  • 2弦(D・レ)
  • 1弦(G・ソ)

というチューニングになっています。

しかし、明希さんの変則5弦チューニングは

  • 5弦(LowB・シ)
  • 4弦(E・ミ)
  • 3弦(A・ラ)
  • 2弦(D・レ)

という事です。

シングル曲の「S」などでは、5弦の音が必要になるので、こちらを使うパターンが多いですね。

 

ベースのチューニングについて興味がある場合は、「【5弦にも対応】ベースのチューニングの種類と各弦の音」という記事に詳しく書いてあるので、読んでみて下さい。




ESP S-AH~霞~

もう一つの明希モデルが「ESP S-AH~霞~」です。

「恋におちて」のPVで弾いているのがこのモデルです。

「恋におちて」に関しては、Sonyの公式Youtubeチャンネルにアップされているので、聴いて(見て)下さい。

 

 

Sadowsky Guiters NYC Ultra Vintage 4-String

Sadowsky NYC サドウスキー エレキベース Deluxe Satin 4st (Ash/Maple/Vintage Tint Natural)
Sadowsky NYC サドウスキー

※上記リンクの写真はイメージです。サドウスキー製ではありますが、機種が若干違います※

ここからは、PVやライブでは使われず、主にレコーディングなどで明希さんが使われているベースを紹介します。(今後、ライブなどで使う可能性もありますが。)

その中の1本がサドウスキーです。

ボディーにはアッシュ、ネックと指板はメイプルを使っており、ピックアップなど特に改造せずそのまま使っているようです。

 

Sadowsky Guiters NYC Ultra Vintage 5-String

Sadowsky NYC サドウスキー エレキベース Deluxe Satin 5st (Ash/Maple/Olympic White)
Sadowsky NYC サドウスキー

先ほど紹介したサドウスキーの5弦バージョンと思って貰えれば良いかと思います。

主にLow-Bが必要な曲のレコーディング時に使われているようです。

 

Warwick Streamer LX

ワーウィックというとスルーネックのモデルが多いのですが、敢えてボトルネックのモデルを選んだらしいです。

明希さん曰く、「スルーネックの全部鳴っているふくよかさも良いんだけど、このやんちゃさが良かった」との事。

ちょっとモダンなLow-Bの音が特徴的なんだそうです。

スルーネックとは、ボディーとネック(ベースの竿の部分)が一体化しているベースの事です。

一方、ボトルネックとは、ベース本体とネックをボトルでくっ付けたベースの事です。

FGN Expert MJ

国内ブランド「フジゲン」の上位モデルです。

自宅でデモを作る時にも使うそうです。

明希さんのベースはアクティブのベースが多いですが、こちらはパッシブです。

明希さん曰く「サドウスキーがパッシブになったらこんな感じかな」だそうです。

 

シド明希さんが使用しているベースまとめ

さて、ここまでシドの明希さんが使用しているベースは下記の通りでした。

  1. Fender Precision Bass
  2. Fender JAZZ BASS
  3. ESP VP-220BM 明希custom
  4. ESP AMAZE-ALR 明希custom
  5. ESP 凛〜Lynn〜シリーズ
  6. ESP S-AH~霞~
  7. Sadowsky Guiters NYC Ultra Vintage 4-String
  8. Sadowsky Guiters NYC Ultra Vintage 5-String
  9. Warwick Streamer LX
  10. FGN Expert MJ

1~6に関しては表(ライブやPV)で使われているベースですが、7~10に関してはレコーディングでしか(おそらく)使っていないベースです。

参考になれば幸いです。