2019年9月、デビュー20周年を迎えたポルノグラフィティ。
彼らの曲って本当に素敵ですよね。
デビュー曲のアポロや、ポルノ初のダブルミリオンを達成した超大ヒット曲「サウダージ」なんかも良い曲ですし、最近リリースされた「VS(バーサス)」なんかもとても好きな曲です。
さて、デビュー20周年ともなると、インディーズ時代やデビュー初期の頃の話ってあまり聞かなくなってしまいます。
ポルノグラフィティってインディーズ時代の曲にも凄く良い曲が沢山あるんですよね。
そこでこのページでは、ポルノグラフィティのインディーズ時代の曲を紹介して行きます。
目次
ポルノグラフィティがインディーズ時代に作成した音源
ポルノグラフィティがインディーズ時代に作成した音源は、全部で5作品です。
その内訳は下記の通りです。
- カセットテープ4本
- CD1枚
ポルノグラフィティのインディーズ時代のカセットテープ音源
カセットテープは下記の4本です。
- porno graffitti(1996年2月頃に配布)
- Winter’s man / GATE(1996年7月20日に行われたワンマンライブで配布)
- 優(1996年12月25日CDアルバム発売記念ライブイベント『江坂ブーミンホール』で配布)
- Dessin(1997年4月27日ワンマンライブ『心斎橋クラブクアトロ』で配布)
カセットテープの音源に関しては、現在、メルカリやヤフオクなどで個人の所有者から買うという方法でしか手に入りません。
もし、どうしてもデモテープが欲しいという場合には、メルカリやヤフオクで検索してみて下さい。
ポルノグラフィティのインディーズ時代のCD音源
インディーズ時代唯一のCDの音源は「ポルノグラフィティ VS リンカーン」です。
このCDは、当時大阪城公園での路上ライブ仲間の「リンカーン」というバンドとの共同制作です。
今では非常に希少で、プレミア価格が付いていますが、気になる場合は購入して聴いてみて下さい。
ポルノグラフィティのインディーズ時代の名曲
ポルノグラフィティのインディーズ時代の曲を紹介して行きます。
中には、メジャーデビュー後にリメイクされてアルバムに収録された曲も含まれます。
- POW…
- Jazz up
- Don’t Bite My Legs
- 左に下る坂道
- Cry On The River
- M・O・O・D
- ジレンマ
- …POW
- Winter’s man
- GATE
- 優
- Dessin
- ランドール
- LION
- 1~8…「porno graffitti(カセットテープ)」に収録。
- 9、10…「Winter’s man / GATE(カセットテープ)」に収録。
- 11…1本のテープに単独収録
- 12…1本のテープに単独収録
- 13、14…CDに収録
POW…
この曲は、ポルノグラフィティの曲というよりは、ラリーグラハムというミュージシャンのカバーですね。
最初は小さな音から始まり、徐々に音が大きくなって行きます。
デモテープの1曲目に来ているので、「これからワシらの曲が始まるよー」的な意味を込めているようですね。
Jazz up
- 作詞:新藤晴一
- 作曲:玉(Tama)
後に1stアルバム「ロマンチスト・エゴイスト」にも収録される事になる曲です。
メロディーは変わっていませんが、アレンジや歌詞はだいぶ変わっています。
Don’t Bite My Legs
- 作詞:新藤晴一
- 作曲:玉
1996年11月23日に行われた「第7回ニューBSヤングバトル LIVE IN NHKホール」(1996年11月23日)で演奏された曲。
この曲の演奏後、ボーカルの昭仁さんは審査員に「遅かれ早かれ出てくる」という評価を貰いました。
その審査員が誰だったのかは不明ですが(誰か知っていたら教えて下さい)、物凄く先見の明がある方なんでしょうね。
左に下る坂道
- 作詞:岡野昭仁
- 作曲:玉
割とゆったりめな曲。
インディーズの時にしか演奏していない曲です。
歌詞の中に「伝言板」という言葉が出て来ることに時代を感じますね。
Cry On The River
作詞/作曲:新藤晴一
M・O・O・D
- 作詞:新藤晴一
- 作曲:玉
ジレンマ
作詞/作曲:Porno Graffitti
1stアルバム「ロマンチストエゴイスト」にも収録されていて、デビュー20周年を迎えた今でも、ライブでほぼ毎回演奏される曲。
ベースソロ⇒ギターソロの流れがとてもカッコいいですね。
どうでも良い話ですが、僕はポルノグラフィティのライブDVDを観て、このジレンマのベースソロに衝撃を受けてベースを始めました。
今でこそ、ベースの講師として仕事をしていますが、その頃は、こんなにベースにハマるとは思ってもみませんでした(笑)
…POW
「POW…」とは逆で、音がどんどんとフェードアウトして行きます。
デモテープの一番最後に流れる曲です。
Winter’s man
- 作詞:岡野昭仁
- 作曲:玉
曲の冒頭でサンバのリズムが流れ、ホイッスルの音も聞こえて来ます。(このホイッスルは晴一さんが吹いているそうです)
なので、明るい感じの曲なのかと思いきや、歌詞を読むと失恋の曲なんですよね。
そのミスマッチが何とも良い感じです。
ギターの晴一さんがPATi-PATiという音楽雑誌で連載していた、「自宅にて」というコーナーで「メジャーキーの曲に悲しい歌詞を載せると余計悲しさが際立つ」という趣旨の事を言っていましたが、インディーズの頃からその感覚があったのかな?なんて思いましたね。
この曲は、「メリッサ」や「音のない森」をリリースした頃、「シングル曲としてリリースされるのでは?」と一部ファンの間で噂になっていました。
しかし、結局2020年の今でもリリースされていませんし、アルバムにも収録されていません。
今のポルノが演奏したWinter’s manも聞いてみたいですね。
GATE
- 作詞:岡野昭仁
- 作曲:玉
優
- 作詞:新藤晴一
- 作曲:玉
少しファンキーなリズムに載せたクリスマスソング。
ポルノグラフィティにしては珍しいクリスマスソング。
クリスマスソングは、メジャーデビュー後の「Hard Days,Holy Night(愛が呼ぶほうへのカップリング)」まで作られていません。
Dessin
- 作詞:新藤晴一
- 作曲:玉
1stアルバムの「ロマンチストエゴイスト」に収録されている「デッサン#1」の原型になった曲です。
印象的なギターのシンプルなイントロもそのままですし、メロディーも同じ。
歌詞については、昭仁さんのインディーズ当時の恋人との別れをそのまま描写したものだそうです。
ランドール
- 作詞:新藤晴一
- 作曲:TAMA
ランドールは、インディーズ時代の唯一のCD音源である「ポルノグラフィティVSリンカーン」に収録されている曲です。
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リンカーンVSポルノグラフィティは現在プレミアが付いていて中々手が出しにくいお値段になっていますが(約18,000円)どうしても欲しいという場合には購入してみて下さい。
LION
- 作詞:新藤晴一
- 作曲:TAMA
後に「ライオン」という曲に変更し、1stアルバムの「ロマンチストエゴイスト」に収録されることになる曲です。
デモテープにもCDにも収録されていないポルノグラフィティのインディーズ時代の曲
デモテープにもCDにも収録されていないポルノグラフィティの曲は僕が知る限り下記の2曲です。
- 「ローバ」
- 「Naked Child」
音源がないので、当時のファンしか聞いた事がない曲なのかも知れません。
ポルノグラフィティメジャーデビュー準備期間中に作成された曲
ポルノグラフィティがメジャーデビュー(アポロのリリース)の準備期間中に作成された曲は下記の通りです。
- 愛の激情
- メランコリック・グライダー
- それだけじゃない
- Crazy about you(後の「Tokio Graffitti」→「リビドー」)
- 「マイナスの感情」
「Crazy about you」は後に「Tokio Graffitti」という曲になり、その後「リビドー」に変更しました。
リビドーは1stアルバム「ロマンチストエゴイスト」に収録されている曲ですね。
ポルノグラフィティインディーズ時代詳細未確認の曲
ポルノグラフィティの詳細未確認の曲は下記の通りです。
- 遠い日の歌
- ジントーク
- 海
- からさわぎ
- 愛
- 落とし物
- 海の向こうの街
- ねじを回すとき
- あの子のサンダル
全て音源もなく、もしかすると、ポルノグラフィティのメンバーと関係者だけが聞いた事のある曲たちかも知れませんね。
ポルノグラフィティのインディーズ時代の名曲まとめ
ポルノグラフィティのインディーズ時代の曲をお伝えして来ました。
いや~、改めて振り返ると、インディーズ時代の曲の中にも名曲が沢山ありますね。
サボテンに関しては、メジャーデビュー後、シングルの表題曲としてリリースされました。
インディーズ時代から質の高い曲を作っていた証拠ですね。
是非、ポルノグラフィティのインディーズ時代の曲も聞いてみて下さい(YouTubeでタイトル検索すると結構出て来るのは内緒です)