どうも、ベース講師のともぞうです♪
ポルノグラフィティはデビュー当時は3人組のバンドでした。(インディーズの時はドラムのオバタエイジさんを含めて4人)
しかし、2004年、初期メンバーであるベースのTamaさんがポルノグラフィティを脱退。
その後、2018年8月現在まで、正式なベーシストを迎え入れる事なく活動を続けています。
ですから、2004年以降、ポルノグラフィティのライブやレコーディングでは様々なベーシストがサポートとして入っています。
そこで、この記事では今までポルノグラフィティに関わったベーシストを紹介して行きます。
目次
ポルノグラフィティに関わったベース(ベーシスト)
ポルノグラフィティに関わったベース(ベーシスト)は、主に下記の6名です。
- Tama(白玉雅己さん)
- 野崎森男さん
- 亀田誠治さん
- 根岸孝旨さん
- 美久月千晴さん
- 須長和広さん
お一人ずつ詳細をお伝えして行きます。
Tama(白玉 雅己)さん
言わずとしれたポルノグラフィティの初期メンバーであり、ベーシストのTamaさn。
ギターの晴一さんとは小学校の頃からの同級生。
2004年の脱退までポルノグラフィティのベーシストとして活動しました。
ベーシストとしてだけではなく作曲家としても活躍
また、Tamaさんはベーシストとしてだけではなく、コンポーザー(作曲家)としても活躍しています。
シングル曲では「サボテン」「幸せについて本気出して考えてみた」「渦」「ラック」などのヒット作を作曲しています。
それから、ライブの最後の曲として演奏される(ことが多い)「ジレンマ」も彼の作曲です。
「ジレンマ」の中にはスラップ奏法を利用したベースソロがあります。
※スラップ奏法 = 親指で弦を叩いたり、人差し指(または薬指)で弦を引っ張ったりする奏法の事※
僕がベースを弾きたくなったキッカケの1つがジレンマのベースソロでした。
この曲のベースソロ、カッコいいんですよ~(*´ω`*)
是非、聴いて頂きたい!!
ジレンマのベースソロが聴ける作品はこちら。
ライブでTamaさんご本人のジレンマのベースソロが聴きたい場合はライブDVDでどうぞ。
ジレンマを聴く事だけを目的とするなら「武道館ライブ」の方がおすすめです。
武道館の方が若干ソロのキレが良い気がするんですよね(※個人的な感想です※)
Tamaさんが愛用している楽器メーカー
Tamaさんは主にFenderという楽器メーカーのベースを愛用していました。(恐らく今も愛用しているはず。)
僕も始めてバイトをして買ったベースはFenderなのですが、それは完全にTamaさんの影響ですね。
ちなみに、そのベースは、ベースの講師になった今でもメインで弾いています。

更に非常にどうでも良い事ですが、僕のアイコンの象さんが持っているベースもこのベースです。

ね、同じでしょ?(笑)
ポルノグラフィティだった以後のTamaさん
さて、話がそれてしまいましたが、Tamaさんは、ポルノグラフィティを脱退後、ソロとして活動しています。(ソロの時はベースヴォーカルをしていますね。)
Tamaさん本間昭光さんのTwitterで生存確認される(笑)
一時期は、目立った活動がなかったため「Tamaさん生きてる?」な状態になっていましたが、ポルノグラフィティメジャーデビュー初期の作曲&プロデューサー、本間昭光さんのTwitterで生存が確認されています。
恒例のポーズで
タマのお誕生日会 pic.twitter.com/VdLDqseprt— 本間昭光 Akimitsu Homma (@akimitsuhomma) May 5, 2018
Tamaから城天時代の話を聞いて
胸熱な夜でした。また何か一緒にやろうって盛り上がってました!
— 本間昭光 Akimitsu Homma (@akimitsuhomma) July 10, 2017
元気そうで何よりです^^
野崎森男さん
続いて、Tamaさんが脱退した直後のライブでサポートベーシストとしてポルノグラフィティに加入したのが野崎森男さんです。
ポルノグラフィティが初のベスト版「RED’S」「BLUE’S」を出した後の東京体育館で行われたライブ(Purple’s)では森男さんがベースを弾きました。
野崎森男さん、「サウダージ」のベースを弾くために5kg痩せる(笑)
これは森男さんご本人の口から出たエピソードですが「サウダージを弾けるようになるまで5kg痩せた」と暴露しています(笑)
その証言(?)はこちらのライブDVDの副音声で聞く事が出来ます。
いや、半分冗談だと思うのですが、サウダージのベースは本当に難しいんですよね。
フレーズをなぞるだけならば簡単なのですが、ドラマーと合わせた時の若干後ろに音をズラす感じ?
ジャストのタイミングよりも若干後ろで音を出す感じが絶妙に難しいんです。
でも、やっぱりさすがはプロですね。
ライブではバッチリ弾きこなしています。
野崎森男さん、ベーシストとしての特徴
森男さんのベーシストとしての特徴は、何と言っても「ベースの音がデカいッ!!」という事です(笑)
ベースという楽器の音はとても低いので、ギターやドラムと合わせた時に普通は聞こえにくくなるのですが、彼の音はとても良く聞こえます(笑)
また、ファズやディストーションなどの「歪み系エフェクター」を多用するのが彼の特徴でもあります。
ファズやディストーションって言われてもわからないって方もいると思うので、こちらを聞いてみて下さい。
↑こちらがファズ
↑こちらの動画の0:19~の音がディストーションの音です。
森男さんを一言で表すとすれば「ド派手な音とパフォーマンスを出すベーシスト」という感じです(笑)
こちらのライブDVDでは、先ほど紹介した「ジレンマ」のベースソロでは、Tamaさんのソロとはまた違った派手な音とパフォーマンスを披露してくれていますのでチェックしてみて下さい。
ビリビリ痺れています(笑)
森男さん、ポルノグラフィティのサポートを離れると発表
2018年7月3日。森男さんは、ポルノグラフィティのサポートベーシストを離れると発表しました。
理由はハッキリと分かりませんが、ポルノグラフィティのギター晴一さんはTwitterにてこんな発言をしています。
サポートミュージシャンが変わるのは、こだわってる煙草の銘柄を変える時みたいな感じ。こだわりのある喫煙者しかわからないかもしれないけど、そんな感じ。森男に関しては、彼は肯定の人だなぁと。自分にもポルノにも、俺にも。彼はこれからも自分が肯定する道を行く。その先で、
— 続・晴一 (@blackcaster) July 11, 2018
また、音を一緒に出せる時もあるんじゃないかなと。森男が、その時も俺たちを肯定してくれてたらね
— 続・晴一 (@blackcaster) July 11, 2018
サポートミュージシャンが変わるのは、こだわってる煙草の銘柄を変える時みたいな感じ。
こだわりのある喫煙者しかわからないかもしれないけど、そんな感じ。
森男に関しては、彼は肯定の人だなぁと。
自分にもポルノにも、俺にも。
彼はこれからも自分が肯定する道を行く。
その先で、また、音を一緒に出せる時もあるんじゃないかなと。
森男が、その時も俺たちを肯定してくれてたらね
この言葉を素直に読み取るならば、森男さんがポルノグラフィティのサポートを離れるのはネガティブな理由ではないという事でしょうね。
次のサポートベーシストが誰になるのか、とても気になる所ですが、個人的には元CUNEのメンバーである中村泰造さんが良いなと思っています。
晴一さんが湘南の風のSHOCK EYEさんと一緒にやっている「THE 野党」というユニットでは中村泰造さんがサポートベーシストとして入った事もありますから、可能性はあると思っています。
↓中村泰造さんってどんなベースを弾く人?と思った方はこの辺の作品をチェック!↓
亀田誠治さん
日本を代表するプロデューサー亀田誠治さん。
これまでに椎名林檎さん、平井堅さん、大原櫻子さん、GLAY、スピッツ、Do As Infinity、いきものがかり等々多くの歌手やバンドのプロデュースをして来ました。
また、椎名林檎さんと結成したバンド東京事変では、自らもベーシストとして活動していました(現在、東京事変は解散)
そんな亀田誠治さんがポルノグラフィティのプロデューサー&ベーシストとして関わった作品がシングルの「ハネウマライダー」です。
このシングルに収められている曲は
- ハネウマライダー
- ジューンブライダー
- タネウマライダー
の3曲ですが、全て亀田誠治さんがベースを弾いています。
3曲全部語っていると超長くなるので、今回は、ハネウマライダーのお話だけします。
亀田誠治さんがハネウマライダーで弾いているベースの凄さ
ハネウマライダーって、ギターのリフから始まります。
そのリフも印象的なのですが、リフが終わりかけた頃、不意を突いて響く亀田さんのベースの音。
♪ジャラララ ジャァーラ ジャッ ジャッ ジャァ~(ピィブーン)♪
この「(ピィブーン)」がベースの音なんですけども(伝われぇ~w)この音を聴いただけで、もうあ、亀田誠治さんの音!!って分かるんですよね。
その後に続くイントロのベースのフレーズも引き続き亀田節が炸裂しています。
で、これだけ個性的なベースの音とフレーズが入っているので「あぁ、このまま亀田節が続くのかな~」と思って聞いていると、これがまた違うんです。
歌が入ると、今度は亀田さんが黒子に徹します。
しかも、亀田節を残しつつ…
もう、この凄さは言葉では伝えきれないので、是非ハネウマライダーを聴いてみて下さい。
根岸孝旨さん
根岸孝旨さんも亀田誠治さんと同じく、多くの有名アーティストのプロデュースをしています。
例えば、中島美嘉さん、つじあやのさん、hitomiさん、中村中さん、Coccoさん、くるり、GRAPEVINE etc…
ベーシストとしても、aikoさん、miwaさん、YUKIさん、奥田民生さん、桑田佳祐さん、稲葉浩志さん、PUFFYなどのレコーディングに参加しました。
また、サザンオールスターズのベーシスト、関口和之さんが病気療養中にはサザンオールスターズのレコーディングにも参加していました。
根岸孝旨さんとポルノグラフィティ
そんな根岸さんがポルノグラフィティのレコーディングに参加したのは、2007年8月29日に発売された7thフルアルバム「ポルノグラフィティ」です。
このアルバムのほぼ全ての曲で根岸さんがベースを弾いています。
どの曲も素晴らしいのですが、僕が特に好きなのは「Pleas say yes yes yes」という曲のギターソロが終わった直後です。
ボーカルの昭仁さんがサビのフレーズを歌っているバックでオブリ(メロディー)を弾いています。
ベースは本来、曲の骨組みを担っている楽器なので、あまりメロディーを弾く事はありません。
ベースがメロディーを弾いてしまうと、多くの場合主旋律(ボーカルのメロディーなど)を邪魔してしまうからです。
でも、「Pleas say yes yes yes」のギターソロ後に聴ける根岸さんのベースのオブリ(メロディー)は昭仁さんの声やメロディーを邪魔するどころか一層引き立てる役割をしています。
ベースがオブリで主旋律を引き立てるのって実は結構難しいんですよね。
でも、それをサラッとやってのける根岸さんのベースのあのフレーズには感動して鳥肌が立ちました。
是非、そのベースも聴いて頂きたいです。
美久月千晴さん
美久月千晴さんは、亀田誠治さん、根岸孝旨さんとは少し毛色が違い、ゴリゴリのスタジオミュージシャンという感じの方です。
多くの方のライブサポートやレコーディングに参加しています。
(美久月さんに関しては、アーティスト名を上げるとキリがないので、Wikipediaとか見て下さい(笑))
さて、美久月さんがベースを弾いているポルノグラフィティの代表曲と言えば「黄昏ロマンス」です。
この曲のベースのグルーヴ感、
ヤバい。
マジ ヤバイです。(語彙力のなさw)
もうね、イントロのベース。
フレーズは何の変哲もないフレーズなのですが、何でしょう。あの「うねっている」感じ。
「音が生きているのでは?」みたいな感じ?えぇ~と言葉で上手く伝えるのは不可能なので、是非「黄昏ロマンス」を聴いてみて下さい。
曲の世界観とベースの音が心に沁みます。
シングル曲でいうと「ジョバイロ」も美久月千晴さんが弾いていますね。
是非、そちらも合わせて聴いてみて下さい。
須長和広さん
先ほどもお伝えした通り、2018年7月3日にポルノグラフィティのサポートベーシストとして活動していた野崎森男さんが、ポルノグラフィティから離れる事になりました。
その後のライブ「ポルノグラフィティ LIVE「NIPPONロマンスポルノ‘19~神vs神~」でサポートベーシストとして舞台に上がったのが、須永和広さんです。
神VS神のリハが始まってから準備してこの日を意識して、遂にビッグエッグ最終日、ポルノグラフィティの二人がやりきった表情を見れて本当に嬉しくなりました!そんな記念すべきライブに携われたことに感謝しかないです(ʘʖ̮ʘ)
改めて20周年おめでとうございます㊗️ありがとうございました!!! pic.twitter.com/OW8v7Z9QE2— 須長和広 (@KazuhiroSunaga) September 8, 2019
須永さんは、「quasimode(クオシモード)」のベーシストとしても活動しています。
また、レコーディングでは、水樹奈々さん、玉置成実さん、DA PUMP、大塚愛さん、aikoさんなどの楽曲でベースを弾いています。
ライブのサポートとしては、ポルノグラフィティ以外にも、大友康平さん、松任谷由実さん、中森明菜さんなどの後ろでベースを弾いています。
ポルノグラフィティに関わったベース(ベーシスト)まとめ
ポルノグラフィティに関わったベーシストは主に下記の6名です。
- Tamaさん
- 野崎森男さん
- 亀田誠治さん
- 根岸孝宗さん
- 美久月千晴さん
- 須永和広さん
ベーシストやベースの音に注目してポルノグラフィティの曲を聴くと、また違った楽しみが出て来るかもしれませんね。