楽器(ベース)

ベース弦の種類と特徴

どうも、ベース講師のともぞうです。

ベースの弦の種類って沢山ありますよね。

沢山ありすぎて、「自分が求めている音を出すにはどの弦を張ったら良いんだろう?」なんて悩んでいませんか?

まず、ベースの弦を選ぶための第一段階として「【初心者におすすめのベース弦はこれ!】初心者のためのベース弦の選び方講座」という記事では、下記のような事をお伝えしています。

  • スタンダードな弦を張って弾いてみて、その弦の弾き心地や音を覚える。
  • その弾き心地や音を基準にして自分の求めている弦を探し当てる

でも、自分の求めている弦を探し当てるためには、弦の種類や特徴を知る必要があります。

例えば、あなたが「もう少しブライトな(明るい感じの)音が欲しい」と思ったとして、弦の種類や特徴を知らなければ、どんな弦を選べばブライトな音が鳴るのか分からないですよね。

なので、先ほどもお伝えした通り、弦を選ぶ時には弦の種類や特徴を知っておく必要があるんですよね。

そこで、この記事では、ベースの弦の種類とその特徴について詳しく、尚且つ出来るだけ分かりやすくお伝えして行きます。

ベースの弦の種類と特徴は5つの項目に分かれる

ベースの弦の種類は主に、下記の5つの項目によって分かれます。

  1. 弦の数
  2. 長さ(スケール)
  3. 太さ(ゲージ)
  4. 素材
  5. 形状

一つずつ詳しくお伝えして行きますね。

弦の数

ベースは基本的には4弦ですが、近年では5弦や6弦ベースなども増えて来ました。

なので、「4弦ベースなのに5弦ベース用の弦を買ってしまった」なんて事がないようにして下さいね。

もちろん、5弦用のベース弦も1~4弦までは同じ弦ですから、4弦ベースにも張れます。

しかし、5弦が1本余ってしまいますし、値段も5弦の方が高いので、4弦ベースをお使いの方は必ず4弦用を買いましょう。

 

長さ(スケール)

ベースの弦は、長さによって大きく下記の4つに分かれます。

  • ロング・スケール
  • スーパー・ロング・スケール
  • ミディアム・スケール
  • ショート・スケール

 

ロングスケール

ロングスケールは最も一般的な長さ(34インチ=約864mm)のベース弦です。

ロングスケールがベース弦の中で最もスタンダードな長さです。

なので、大体のベースはロングスケールの弦を張れば問題ありません。

 

スーパーロングスケール

スーパーロングスケールは、ロングスケールよりも長い弦です。

長さは主に下記の2種類があります。

  • 35インチ=889mm
  • 36インチ=914mm

スーパーロングスケールの弦は下記のようなベースに張る事が多いです。

  • ネックの長いベース
  • 多弦ベース(5弦や6弦など)
  • ダウンチューニングで使うベース(半音下げ・一音下げなど)

ネックの長いベースに張るのは、単純に長さが必要だからです。

多弦ベースやダウンチューニングで使うベースに張るのは、テンション(張り)をかせぐためです。

ミディアムスケール

ミディアムスケールはロングスケールに比べ、50mmほど短い弦です。(32インチ=約814mm)

 

ショートスケール

ショートスケールは、ミディアムスケールよりも更に短いベース弦です。(30インチ=約762mm)

主に、下記の機種は、ショートスケールの弦を使用します。

  • Fenderのムスタングベース
  • Gibson SGベース
  • ZO-3ベース
  • Hofner バイオリンベース




太さ(ゲージ)

続いて弦の太さ(ゲージ)です。

弦のパッケージを見てみると、「45・65・85・105」という暗号のような数字が書いてあると思います。

それが弦の太さ(ゲージ)です。

小さい数字から順番に1弦の太さ、2弦の太さ、3弦の太さ…を表しています。

 

ゲージに関しては、様々な太さの組み合わせがあります。

下記の2つがスタンダードです。

  • 45・65・85・105(ヨンゴー・イチマルゴ)
  • 45・65・85・100(ヨンゴー・イチマルマル)

なので、ゲージで迷った場合には上記2つのどちらかのゲージの弦を買う事をおすすめします。

弦の太さ(ゲージ)と音の特徴や弾き心地の関係

弦の太さによって何が変わるの?と疑問に思っている方も多いでしょう。

そこで、太さと音の特徴についても解説して行きます。

 

まず音の特徴についてですが、弦が太くなればなるほど、ドッシリとした音になります。

逆に、弦が細くなればなるほどブライト(キラキラした音、歯切れの良い)音になります。

 

続いて弾き心地についてですが、弦が太くなればなるほど堅くなります。

逆に弦が細くなればなるほど、柔らかくなります。

 

素材

ベース弦の素材は主に下記の2つです。

  1. ニッケル
  2. ステンレス

この他にも弦に使われる素材はいくつかありますが、割とマニアックなためここでは割愛します。

ニッケル

ベース弦はニッケルで作られたものが最もポピュラーなものになります。

楽器を買った時に最初に張ってあるのはだいたいニッケル弦です。

どちらかと言うと太めな音が特徴になります。

 

ステンレス

ニッケルに次いで2番目にポピュラーなのがステンレス弦です。

ニッケルよりもブライトな(明るい)音が特徴です。

形状

弦の形状も主に下記の3つに分かれます。

  1. ラウンドワウンド
  2. フラットワウンド
  3. ハーフラウンド

 

ラウンドワウンド

一言でいうと、表面に凹凸のある弦です。

ラウンドワウンド弦は芯になる線に円形の線を巻き付けているため表面が凹凸になるんですよね。

この弦の特徴は倍音成分が多く含まれた明るい音色です。

張りたての頃はブライトな(明るい)音が出ますが、劣化していくうちに丸い音に変化して行きます。

 

フラットワウンド

表面が平らになっているのがフラットワウンドです。

コントラバスやフレットレスベースではフラットワウンド弦を張るのが一般的です。

フラットワウンド弦に関しては、メーカーによって概念が若干事なります。

芯線にリボン状の線を巻いている「リボンワウンド」が一般的ではありますが、一部のブランドでは、ラウンド弦の表面を削って平らに加工した「スリックラウンド」を「フラットワウンド」と呼ぶ事もあります。

後者の場合、フラットラウンドではありますが、後述する「ハーフラウンド」に近い音になります。




ハーフラウンド

ラウンドワウンドを研磨して表面を平らにした弦の事をハーフラウンドと呼びます。

研磨ではなく、プレスして平らにする事もあります。

 

その他、特殊な形状の弦

今回紹介した3種類の形状以外にも、コーティング弦、テーパーコア弦などもあります。

簡単に触れておくと、コーティング弦は、表面をコーティングしているため、弦の寿命が長いのが特徴です。

テーパーコア弦は、ブリッジサドル付近が細くなっている弦です。

多弦ベースの弦に多く、ブリッジにシッカリと乗るため、振動が伝わりやすいため、音の伸びが良くなります。

 

ベース弦の種類と特徴まとめ

ここでお伝えして来た事をまとめます。

まず、ベースの弦の種類は5つの項目の組み合わせによって決まります。

  1. 弦の数
  2. 長さ(スケール)
  3. 太さ(ゲージ)
  4. 素材
  5. 形状

それぞれの項目で様々な特徴があるので、あなたが欲しい音の特徴に合わせて弦を選んでみて下さい。

ただし、冒頭でもお伝えした通り、あなたの中でベース弦の基準が出来ていなければ欲しい音も分かりません。

なので、「【初心者におすすめのベース弦はこれ!】初心者のためのベース弦の選び方講座」という記事に書いてある通り、まずはスタンダードな弦に慣れてから弦の特徴を知り、その上であなた好みの弦を探すのが良いですね。

少しでも参考になれば幸いです。