音楽

ベース(ベーシスト)に音楽理論は必要か?

どうも、ベース講師のともぞうです♪

「ベーシストに音楽理論って学んだ方が良いのですか?」と聞かれる事があります。

この記事では、そんな質問に答えて行きます。

 

ベーシストに音楽理論は必須ではない。でも、学んだ方が良い

結論から言えば「ベーシストは音楽理論を学ばなくても良い。でも学んだ方が良い」という事になります。

もちろん、スタジオミュージシャンを目指すという事であれば話は別ですが、「趣味でバンドをやる」とか「バンドで食って行くぜ!!」という場合には音楽理論は必須ではありません。

音楽理論が分からなくても楽器を弾く事も出来ますし、作曲もできちゃいますからね。

現に今、音楽業界で活躍されているシンガーソングライターやバンドマンの中にも音楽理論を知らない人は沢山いますし。

でも、個人的には「せっかく音楽理論に興味を持ったのなら学んだ方が良い」と思っています。

それは、音楽理論を学ぶ事でベーシストにとって様々なメリットがあるからです。

 

ベーシストが音楽理論を学ぶ4つのメリット

では、ベーシストが音楽理論を学ぶメリットとは何か。

それは下記の4つです。

  1. 耳コピがやりやすくなる
  2. オリジナル曲のフレーズが作りやすくなる
  3. 音に説得力が出る
  4. 音楽的なコミュニケーションが取りやすくなる

一つずつ詳しくお伝えして行きます。

耳コピがやりやすくなる

音楽理論を学ぶ事で、耳コピが非常にやりやすくなります。

音楽理論を知らなければ「うーん。だいたいこの辺?」と手探りで音を一つ一つ見つけて行く事になります。

しかし、音楽理論を知っていれば「ここで鳴っているベースの音はドかミかソのどれかだな」と推測する事が出来ます。

これは、曲のキーやコード進行などから、使われている音が絞られるからです。

もちろん、手探りで音を見つける体験も必要ですが、音楽理論を学んでいれば、それが非常に楽になります。

また、耳コピが自分で出来るようになると、バンドスコアを買う必要がなくなります。

バンドスコアって高いじゃないですか。

アルバム1枚分のバンドスコアとか平気で3,000円とかしますし 汗

耳コピが出来るようになれば、バンドスコアを買っていたお金が浮くので、その分良い弦を張れたり、欲しかったCDを買ったり、好きなバンドのライブに行ったりする事が出来ます。

オリジナル曲のフレーズが作りやすくなる

コピバン(アーティストの曲をコピーするバンド)を長くやっていると「なぁ、俺たち、そろそろオリジナルの曲作ってみない?」なんて事になる事があります。

で、他のメンバーが作曲した曲を持って来て「ちょっと、この曲のベースフレーズ考えといて」なんて言われる事もあると思います。(これベースを始めたばかりの頃の僕ですw)

でも、いきなりベースのフレーズを作れなんて言われても困っちゃうんですよね。

そんな時に音楽理論を勉強しておけばベースのフレーズを作れます。

 

例えば、ベースは基本的に下記の3つの内のどれかの音を弾いています。

  1. コードのルート音(基になる音)
  2. その他の構成音(コードトーン)
  3. スケール内の音

つまり、この3つの内どれかの音をパズルのように組み立てていけば、それっぽいベースのフレーズが作れるわけです。

でも、音楽理論を勉強していないと、この話が分かりませんよね 汗

音楽理論を勉強していれば、これらの言葉と音を理解出来るので、オリジナル曲のベースのフレーズも作れるようになります。

音に説得力が出る

音楽理論を学ぶ事で、「なぜ、ここでこの音を使っているのか」という説明が出来ます。

例えば、「ここのこの部分は、コードがCで、安定感が欲しいからずっとドの音を弾いているんだよ」みたいな感じで説明できるという事です。

このように、自分が使っている音を理論で説明する事が出来れば、バンドメンバーやサポートに入ったバンドで一目置かれる存在になれます。

また、ベースフレーズを作る時にも自分がイメージした音をはめ込む事が出来るので、自分が頭で考えた通りのフレーズを作りやすくなります。

 

音楽的なコミュニケーションが取りやすくなる

音楽理論を学ぶと、他のパートの人ともコミュニケーションが取りやすくなります。

 

音楽理論とは、ミュージシャンの共通言語です。

例えば、お互いに音楽理論を知っているとこんな会話が出来るわけです。

  • Aさん:「この曲のキーってCメジャーだよね?」
  • Bさん:「そうだよ!」
  • Aさん:「だったら、ここの音はファ#じゃなくてファの方が良いんじゃない?」
  • Bさん:「いや、でもこのファ#の音は経過音として使っているからこれで良いと思うんだ、どうかな?」
  • Aさん:「あぁ、なるほど!確かに、ここがファ#の方が次の音とスムーズに繋がるね!」

これ、AさんとBさんの両方が音楽理論を理解しているから成り立つ会話です。(凄く単純化しているので、実際にこんな会話があるかどうかは置いといて。)

 

じゃあ、例えば、Bさんが音楽理論を理解していないと、どうなるか。

  • Aさん:「この曲のキーってCメジャーだよね?」
  • Bさん:「し…Cメジャー…?」
  • Aさん:「えぇっと…Cメジャーって、基本的に【ドレミファソラシド】のどれかを使った曲のことで…」
  • Bさん:「え?ドレミファソラシドを使うって当たり前じゃね?」
  • Aさん:「…」

全然会話になってませんよね(笑)

という事で、音楽理論を理解すると、他のミュージシャンとのコミュニケーションが取りやすくなります。

これは、とても大きなメリットです。

 

ベーシストに音楽理論は必須ではないが、興味があるなら学んだ方が良い。

さて、ここまではベーシストが(っていうかミュージシャンが)音楽理論を学ぶメリットをお伝えして来ました。

でも、たまにこんな事をいう人もいます。

「音楽理論を学ぶと自分の感性が薄れてしまうのではないか心配です」

これに関しては安心して下さい。

音楽理論を学ぶと感性が薄れるなんて事はありません。

それどころか、音楽理論を学ぶと「自分の頭中で鳴っている音楽」を上手に表現しやすくなります。

つまり、あなたの中にある感性を表現しやすくなるという事です。

ですから、安心して音楽理論を学んで頂きたいですし、興味があるなら、是非勉強してみて下さい。