心理学

バンドワゴン効果とは?

 

このページでは、バンドワゴン効果についてお伝えして行きます。

 

バンドワゴン効果とは?

バンドワゴン効果とは、人気を多く集めていることがわかると、元々関心が無かったにも関わらず興味を示してしまう傾向のことです。

つまり、

  • みんながやっているから安心
  • みんな持っているから自分もほしい

という心理のことですね。

例えば、2020年。『鬼滅の刃』がブームになりました。

すると、今まで興味が無かった人まで鬼滅の刃の映画を観に行ったり、単行本を買ったりするようになりました。

あれも一種のバンドワゴン効果だと言えるでしょう。

バンドワゴン効果の語源

「バンドワゴン」は行列の先頭をいく楽隊車を意味し、「バンドワゴンに乗る」とは、時流に乗る、多勢に与するということを意味します。

 

バンドワゴン効果の具体例

バンドワゴン効果は、「Amazon〇〇カテゴリーで一番売れている商品です」「今、一番選ばれている○○です」という謳い文句を見たり聞いたりすることはありませんか?

あれはバンドワゴン効果を期待したものです。

また、ラーメン屋さんに行列ができていると、通りがかった人が「こんなに行列ができているってことは、それだけおいしいお店なんだ」と判断し、更に行列が長くなるなどもバンドワゴン効果ですね。

それから、催眠商法などと言われている方法もバンドワゴン効果の一例です。

催眠商法とは、安売りセールや講習会、イベントなどの名目で人を集めクローズドな会場で限定品の日用品などを無料で配布。

その後、サクラを使って会場の雰囲気を盛り上げ、気分を高揚させ冷静な思考能力を奪い最後に高額商品を売りつけるというもの。

それから、通販のLP(ランディングページ)ではよく「お客様の声」が掲載されていることがあります。

あれも一種のバンドワゴン効果でしょう。

つまり、お客様の声を使って暗に「みんな買ってるし、こんなに素晴らしい商品だって言ってるよ」と伝えることで売り上げを伸ばすということですね。

バンドワゴン効果の実証実験

バンドワゴン効果の実証実験で有名なのが「アッシュの同調実験」です。

アッシュの同調実験は、大学生7人を一つの部屋に集めた実験です。(この7人のうち6人はサクラで、実験対象者は1人のみです)

7人全員に同じ長さの一本の直線が書かれたカードを配ります。(このカードの線をXとします)

その後、A、B、Cという3本の線が書かれたカードを用意し、「このA、B、Cの中でXと同じ長さの線はどれですか?」と質問をします。

誰がどう見ても、正解は「C」なのですが、サクラの6人は「A」を選びます。

 

この実験を実験対象者を変えて何度か行ったところ、実験対象者の1人も36.8%の確率でAを選ぶ傾向にあったのです。

つまり、36.8%の確率で多数派による謝った判断を受け入れてしまったということです。

 

ちなみに、この実験を実験者1人のみの部屋で行った結果、正解率は99%だったそうです。

それほど簡単な問題でも、多数派の判断によって人は謝った判断をしてしまうということですね。

日本人にはバンドワゴン効果が有効?

日本人は、同町圧力に弱いという特徴があります。

それは「みんな同じであれ」と教育される文化的な面での理由もあります。

また脳科学的に言うと、ドーパミンという神経伝達物質との関係が深いようです。

ドーパミンとは人間に快楽を感じさせる物質です。

世界各国の人間の脳を調べると、どうやら遺伝子的にドーパミンが脳内に残りやすい人と残りにくい人がいることがわかってきました。

ドーパミンが脳内に残っている量が多ければ多いほど、次に放出されるドーパミンの量が増えます。

日本人はドーパミンが脳内に残りにくい遺伝子を持っている人が多く、ドーパミンの感受性も高いため、刺激的な行動を好まず、大多数の意見に従った方が良いと思う人が多いのだそうです。

バンドワゴン効果とは真逆の心理効果「スノップ効果」とは?

実はバンドワゴン効果とは真逆の「スノップ効果」という心理もあります。

スノップ効果とは、

  • みんながやってるならやらない
  • みんなが持っているから欲しくなくなった

という心理のことです。

鬼滅の刃が流行していた2020年の年末。Twitterなどでは「鬼滅の刃、俺は面白いと思わないなぁ」的なツイートをポツポツと見かけました。

これも一種のスノップ効果の可能性がありますね。

スノップ効果は、他人と自分を差別化したいという欲求から起こる心理現象だと言われています。

僕たちは、人と同じでありたいという気持ち(バンドワゴン効果)と同時に、人と違うことをして自分の個性や優越感を確保したい(スノップ効果)という気持ちも持ち合わせているようです。

 

バンドワゴン効果とスノップ効果を踏まえてビジネスにどう活かすか?

さて、ここまでは

  • みんなと同じでありたい「バンドワゴン効果」
  • 人と違うことをして自分の個性や優越感を確保したい「スノップ効果」

という相反する心理があるということをお伝えして来ました。

では、この2つの心理をビジネスに活かすにはどうしたら良いのでしょうか。

これは答えの中の一つですが「定番だけど、少し違う商品」を用意するということで解決できます。

例えば、スニーカーで考えてみましょう。

スニーカーって、定番モデルがあります。

adidasなら「スタンスミス」

 

NIKEなら「エアーフォースワン」

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などですね。

しかし、これらの定番モデルの中でも限定品が存在します。

つまり、定番(みんなと同じ)ではあるけど、少し違うという商品ができあがるということ。

こうすることで、バンドワゴン効果とスノップ効果の両方の心理を取り入れた戦略も展開することができます。

 

バンドワゴン効果まとめ

このページではバンドワゴン効果について詳しく解説してきました。

バンドワゴン効果とは、人気を多く集めていることがわかると、元々関心が無かったにも関わらず興味を示してしまう傾向のことでしたね。

  • 「Amazon〇〇カテゴリーで一番売れている商品です」
  • 「今、一番選ばれている○○です」

という謳い文句もバンドワゴン効果を狙ったものです。

また、行列のできるラーメン屋さんが更に人気になるのもバンドワゴン効果です。

中にはバンドワゴン効果を狙って、わざと小さな店舗を構え、席数を少なくして行列ができるようにしていたお店もあるとかないとか 笑

また、バンドワゴン効果とは真逆のスノップ効果もあり、この2つの相反する心理を応用してビジネスに使うとすれば、「人と同じだけど少し違う商品」を作るという方法があります。